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四半期決算の進捗はチェックしよう

四半期決算の進捗はチェックしよう






皆さんは、株式を保有している会社、興味を持っている会社の
四半期決算の進捗を確認していますか?

前回、月次売り上げの推移のチェックをお勧めしましたが、四半期決算の
進捗をチェックすることも大事です。

会社四季報やスクリーニングのデータではかならずしも企業の最新の業績が
反映されているとは限りません。
下方修正の発表があってから損切りをしていては損が膨らみますので、
四半期ごとの業績の進捗を見て、この企業は今期の業績見通しを達成出来そうか
チェックしましょう。

もしかすると面倒くさいと思ってしまうかもしれませんが、
それほど難しいことではありません。
四半期決算の中で目を通しておきたいのはこの表です。

某社の第一四半期決算の開示(2005年9月)

この企業は前年通期(12ヶ月)の業績に対して、
今期の第一四半期(3ヶ月分)の成績が、売上高は25%弱ですが、利益は
前年度通期の業績に対して約7.5%しかありません。


上記会社の通期業績見通し(2005年9月)

この企業は利益が下期偏重型の決算見通しを掲げていますが、
ほんとうに今期、通期見通しを達成できるのでしょうか?

例えば今期、会社が前年と売り上げや利益が前期比で変わらない、という業績見通しを
立てていた場合、季節要因を踏まえず、大雑把に計算するならば第一四半期決算
発表では売り上げ、利益ともに前年度の通期成績に対して約25%、前年度の第一四半期
実績に対して約100%で推移しているのかどうか見ていく必要があるでしょう。

季節によるブレが大きかったり、年度末に売り上げが偏りやすい企業(不動産など)は
前年度の同じ四半期実績との比較が良いと思います。


上記のような会社の場合、たとえ株価指標が割安でも、注意する必要があります。
このように数値的に進捗が悪い場合はIR資料を読んで、業績の進捗が前期比で
思わしくない要因について触れられているか、確認をする必要があります。

ちなみにこの会社は、原油高によるコスト高による利益の減少、および冬の期間に
利益が偏重する傾向にあることを理由として挙げ、通期業績等の見通しについては
変更しませんでした。

私は当時この企業の株式を保有していましたが、原油高の問題は今後も同社の業績に
影響を及ぼすのではないかと考え、この決算を見て持っていた株式を全て売却しました。


なお、3ヵ月後同社は中間決算発表を待たずして、
業績予想の下方修正を発表しました。

中間業績予想の修正(2005年12月)


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買いたい銘柄が出てきたら、直近の四半期決算の進捗を見てみましょう。

例えば中間決算時点で、利益の進捗率が60%であれば、下期は40%の
利益を上げられれば良いわけなので、「この企業は業績見通しを上方修正しそうだな」
という予測が立てられます。

買う前は株価指標などでチェックしていたが、購入した後はホームページも
あまりチェックしていなかったという人は、作業としては簡単ですので四半期の
企業チェックを是非実践してみてください。